航空輸送でのワインの輸入(その1)〜航空輸送が海上輸送よりも高いとは限らない
”航空輸送費>海上輸送費”とは限らない?
昨年11月にECサイトをオープンして以降、お陰様で当初の予想を超える売れ行きとなりました。
一方で、購入してくれた知り合いの方々から、「赤ワインのラインナップを増やして欲しいな〜」という要望もちらほらあり、
また、私自身が「オーストリアは赤ワインも素晴らしい!」と思っていましたので、輸入第2弾として赤ワインを輸入することにしました。
今回輸入するのは、昨年12月に訪問したブルゲンラント州の造り手、ライトナーさんの絶品の赤ワイン。
訪問した際にある程度輸入に向けた話しをしており、入荷するワインの種類と数量はスムーズに決まりました。
でも、初めて日本に輸入されるワインなので少量輸入からのスタート。
なんとか1パレット分くらいの数量です。
イメージとしては、ビジネスクラスに乗る4人家族がマックスで荷物を預けた場合の量。
逆に分かりづらいですかね(笑)
とにかく、リーファーコンテナで運ぶのはちょっと大袈裟な感じで。
下の写真が実際の輸入量。

この場合って、海上輸送よりも航空輸送の方が安くて到着も早いのでは?
そう思ったので、フォワーダーさんに海上、航空のそれぞれで見積もりを依頼しました。
そしたらなんと、航空輸送の方が海上輸送よりも20%ほど安い!
しかも、集荷から6日ほどで日本に到着するそうで。
小規模輸入の場合は航空輸送の方がお得だということを知りました。
というわけで、早速関係する業者さんと輸入に向けた調整を開始しましたが・・・
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とは言え、結局は同じくらいに
日本に到着するまでの費用は、確かに航空輸送の方が安いです。
でも、日本到着後に、前回の海上輸送の時と何か変わることがあるのか?
そして、そのことで追加の費用が必要となるのか?
なんだかちょっと不安な気持ちもあります。
中でも一番気になるのは、「着地から倉庫までの送料がどうなるのか?」ということ。
前回は、
東京港→保税倉庫(江戸川区)→倉庫(市川市)
今回は、
成田空港→成田空港に隣接する保税倉庫→倉庫(市川市)
なので、成田から市川までの運送賃が気になるところ。
ここの部分は通関業者さんの担当パートなので、今回依頼する通関業者さんに、保管する倉庫までの輸送費を見積もってもらいました。
そしたらまぁなんと、
航空輸送費+保管倉庫までの輸送費≒海上輸送費
でした(笑)
「結局一緒かいっ!」
と一瞬思いましたが、海上輸送の何倍も早く到着するのならそれも良しです。
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事前の準備が大事
そんなこんなで航空輸送に決めたわけですが、海上輸送の時は集荷から日本到着まで2ヶ月程度の時間の余裕がありました。
だから、ワインがお船に乗っている間に、輸入に必要な書類を取り寄せたり、ワイナリーに追加の問い合わせをしたりと悠長にできたのですが、
今回は6日程度と短期決戦。
だから、現地で集荷する前には諸々の準備を終わらせておく必要があります。
一番のネックは、以前の記事にも書きましたが検疫に提出する書類。
(その時の記事はこちら→ワイン輸入:ワインが日本に到着してから販売できるようになるまでの道のり(その2))
12月に訪問した際に、日本に輸入するために必要な書類のサンプルを渡しており、発注する前にも念のためPDFにした書類のサンプルを送りました。
これが良かったのか、必要な書類は一度に全部揃い一安心。
早速、通関業者に送付して事前確認を依頼しました。
でも、きっとまたいろいろと追加質問はあるでしょう。
いずれにせよ、初めての航空輸送がどうなるのか?
次回の記事では、集荷から通関が切れるまでをご紹介したいと思います。
無事に倉庫に入りますように!!
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