航空輸送でのワインの輸入(その2)〜スピードが命の航空輸送では通関業者の選定が鍵

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フリータイムが短い!

新しく輸入するワインは、航空輸送(エア輸送と言うらしい)で輸入することに決めました。
決め手は輸送費と日本到着までの所要日数だったことは前回の記事でご紹介しました。
(その記事はこちら→航空輸送でのワインの輸入(その1)〜航空輸送が海上輸送より高いとは限らない
2回目の輸入にして初めての航空輸送。
海上輸送と何が違うのか、分かっているようで分からない。
特に気になるのは成田空港での検疫と通関。
なので、見積もりを依頼した通関業者に、東京港に到着した場合との違いや注意点を聞いてみました。
ちなみに、今回は2つの通関業者に見積もりを依頼。
一つは前回お世話になったところ。
もう一つは倉庫業者さんから紹介頂いた別の会社。
こちらの会社、現地での集荷から輸送、通関、倉庫サービスまで、ワンストップサービスを提供している超メジャーなあの会社です。

両業者とも共通で、フリータイムはほとんどないことを注意点としてあげていました。
どういうことかと言うと、貨物が保税倉庫に入ってから、無料で置いておける期間をフリータイムというのですが、
海上輸送の場合と比べると極端に短いとのこと。
「フリータイムはほとんどないので、保税倉庫に置く期間が長くなると、それだけ保管料がかかります。」
だそうで。
ここで手間取ってしまうと保管料がどんどん加算されてしまいます。
保税倉庫に置いている期間を短くするため、検疫と税関をいかに速く通過させるかが今回のキモ
これは通関業者様によるところも大きいです。
ワインの取り扱い経験が豊富で、サービスの充実した通関業者の選定が鍵となりそうです。

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通関業者によってサービス内容が大きく違う

今回、2社に見積もりを依頼しましたが、正直、超メジャーな方は以前お願いした会社よりも高かったです。
高いといっても数千円の差ですが。

「でも、それだけサービスが充実しているってことだよねー」

そう思ったので、この通関業者さんに依頼しようと具体的な調整を始めました。

大手の通関業者さん:「これから通関に向けた準備を始めますので、必要な提出書類を送ってください。」
私:「はいはい、分かりました。」

と前回と同じく、ワイナリーから取り寄せた書類を送りました。
ところが、

大手の通関業者さん:「あのー、原産品申告書、原産品申告明細書も送ってください。前回輸入された時と同じ様式で大丈夫です。」
私:???

そんなもの前回作った覚えはないのですが・・・
確かにEPAを適用するために申告が必要なことは分かっていますが、そう言われてみると前回はどうだったのか?
と言うことで、前回依頼した業者さんに問い合わせたところ、委任状を出すことで作成を代行してくれていたことが分かりました。
「そうか、その手があった!」
と、新しく紹介頂いた大手業者さんに作成の代行をお願いしたところ、

「弊社ではEPA関連の書類の作成は行なっていません。税関のHPのリンクを送りますのでそちらを参考にご自身で作成してください。」

との回答。
う〜ん、これは困りました。
現地での集荷を目前に控えたこのタイミングで、一から書類を作るのはかなりリスキー。
早ければ集荷から成田到着までわずか6日間しかないのです。
繰り返しになりますがスピードが命。
でも、初めて自分で作る書類なので必ず何かしらの不備があって、私と通関業者さんの間で”書類ラリー”が始まるのは目に見えています。
通関業者さんでOKをもらっても、税関で何を言われるのか分かりません。
そうこうしているうちに時間が過ぎてしまい、保管料がどんどん加算される・・・
考えただけで恐ろしいですね〜
これはそのままワインの販売価格に跳ね返ってしまい、必要以上に高価なワインになってしまう可能性が。
っていうか、トータルの価格が以前の業者さんより高いのに、サービス内容がそんな感じだったとは。

ちなみに、私の知り合いのインポーターさんがお世話になっている通関業者さんは、検疫対応は一切やってくれないそうで。
その方はワインの輸入販売を専業でやっており、ゆくゆくはご自身で通関書類を一式作れるようになることを目標としているため、特に不満はないそうですが。

一口に通関業者といっても、そのサービス内容は全く異なるんですね〜
また一つ勉強になりました。


結局前回と同じ業者に依頼

以上のやり取りがわずか2日間のうちにドカーンとあったわけですが、
なんだかんだで以前と同じ通関業者さんに依頼することにしました。
大手の業者さんには見積もりのお礼と、今後は海上輸送の時のように、時間的に余裕がある場合に書類作成の勉強を兼ねて依頼したい旨をお伝えし、
円満に契約をお見送り。

でも、まだ貨物が日本に到着したわけではありません。
さらには、成田空港での検疫や税関対応は、依頼した通関業者さんの協力会社が行うことになっています。
初めての航空輸送、初めて日本に輸入されるワイン。
何かまた事件が起こるに違いありません。
そこは次回の記事でレポートします!

とは言え、スムーズに終わって欲しいです・・・

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