ワインは「分からなくても」楽しんでいい〜知識より大切なこと
「ワイン、分からないので…」と身構えてしまう人
マルシェに出店するようになって、ワインを手に取ってくれるお客さんと直接お話しする機会が増えました。
そこで、よく聞く言葉があります。
「私、ワイン分からないので」「詳しくないから…」。
中には、「ワインが分からないから、安い白ワインしか飲まないんです」と、少し遠慮がちに話してくれる方もいます。
でも、正直に思うんです。それ、本当にもったいないな、と。
話をしていると、「ワインは知識がある人が飲むもの」「分からないまま飲んでも意味がない」と思っている方が、想像以上に多いことに気づきました。
「本当は飲んでみたい…」とか、「ちょっと気になるな…」と思いながらも、「分からないから」と試飲することすらためらってしまう。
そんな場面を、マルシェで何度も見てきました。
ワインって、本来もっと気軽で、もっと日常的なものじゃないでしょうか。
「分からないからやめておく」なんて理由で距離を置いてしまうのは、やっぱり残念だなと感じています。
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なぜワインは「難しいもの」になってしまったのか
じゃあ、どうしてこんな思い込みが生まれたんでしょうか。
あくまで個人的な考えですが、理由はいくつかあると思っています。
テレビや雑誌に出てくる“ワイン通”と呼ばれる人たちは、たいてい赤ワインを飲みながら、エチケットや産地、ヴィンテージについて語っていますよね。雑誌の写真や番組の映像でも、グラスに注がれているのは赤ワインがほとんど。
これはもしかすると、赤ワインの方がテレビや雑誌的にも映えるから、という理由もあるのではないでしょうか。
加えて、ボルドーの格付けやロマネ・コンティのような有名で高価なワインの多くが赤ワインであることから、
「ワインの王道は赤」
「赤を美味しいと思えるようにならないと、ワインが分かったことにならない」
というイメージが強くなってしまったのかもしれません。
さらに、資格認定試験があり、専門用語だらけの世界を見ると、
「ちゃんと分かっていないと語ってはいけない」
「間違ったことを言ったら恥ずかしい」
という空気を感じてしまうのも無理はありません。
でも、それってワインの世界のほんの一部を切り取っているだけなんですよね。
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ワイン文化が教えてくれた「自由でいい」という感覚
もしあなたが、「ワインってやっぱり難しいものなんじゃないか」と感じているとしたら、ぜひ知ってほしいことがあります。
私自身、ドイツやオーストリアに住み、そこで暮らす人たちのワイン文化に日常的に触れる機会がありました。
特別なワイン会ではなく、普段の食卓や、友人との集まりの中でです。
さらに、さまざまな国のレセプションに出席したり、友人宅のホームパーティーに招かれたりする中で、それぞれの国の人たちが、どんな距離感でワインと付き合っているのかを見てきました。
そこで感じたのは、どの国でも、ワインは決して「構えて飲むもの」ではない、ということでした。
ワインが好きな人はたくさんいます。
でも、飲みながら毎回評価コメントをしたり、専門用語を並べたりする人はほとんどいません。
赤か白かは、その土地の気候や料理次第。
オーストリアでは、何も言わなければ白ワインが出てくるのが普通です。
そして何より印象的だったのは、「自分が一番好きな味が、一番良いワイン」だという感覚を、誰も恥ずかしいと思っていないことでした。
ワインの世界では、「飲みやすい」と評価することはタブーだと言われることがあります。
でも、ちょっと考えてみてください。
「飲みやすい」の対義語は「飲みにくい」です。
飲みにくいワインより、飲みやすいワインの方がいいに決まっていますよね。
ソムリエや、ワインの評価を仕事にしている人であれば別ですが、あなたがどんな言葉でそのワインを表現するかは自由でいいんです。
この記事で伝えたいのは、とてもシンプルなことです。もっと自由に楽しんでいい。
産地や品種を知らなくても、「美味しい」と感じたワインが、あなたにとって一番のワイン。
値段も関係ありません。
「赤は苦手、白が好き」で、まったく問題ありませんよ!
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