ワインエキスパート2023年2次試験リポート〜 結果は2勝3敗、白はOKだけど赤は超難しかった!!

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ドキドキのワインエキスパート2次試験

2023年のワイエキスパート2次試験を受けてきました。
会場は目黒の雅叙園。
10時10分ごろに到着しましたが、受験生は一目瞭然。
みなさん、コメントシートやテキストと睨めっこ。
「こんなにたくさん受験生いるんだ!」と正直圧倒されてしまいました。

で、結果は?

それは試験が終わった直後の今は分かりません。
ただ、白は比較的分かりやすく、赤は迷いに迷った、といった感じ。

試験会場を出る時に耳にした周りの人の会話でも、赤はけっこう意見が割れていました。
X(旧Twitter)で「#ワインエキスパート」で検索してみましたが、やはりここでも様々な意見が。

出題された品種は、試験当日の17時頃にソムリエ協会のホームページで発表されます。

ドキドキしながらその瞬間を迎えると・・・

①ソーヴィニヨンブラン(チリ)2021
②リースリング(オーストラリア)2021
③グルナッシュ(フランス)2020
④テンプラニーリョ(スペイン)2017
⑤その他の酒:ジン

で、私の結果はというと、白は国以外全部○。
赤とその他のお酒はダメでした。
コメントの方向性は大丈夫と思うものの・・・

これが合否のどのような影響を及ぼすのか?
発表の日まで悶々としますね。

白ワインはオーソドックスだった?

白は香りで判別しやすいオーソドックスな感じだったと思います。
でも、白の①は最初シャルドネと思ってしまいました。
では、私の感じたところをお伝えします。

白① ソーヴィニョンブラン

外観は淡いレモンイエロー系。
若い印象がありました。
粘性もそこそこ。
香りのファーストインプレッションはなんと”ナッツ”
柑橘の香りが弱い印象で、今思うと全然違いますよね。
味わいは酸味を感じつつも、そこまで強くないような。
ここまで終わった段階で、シャルドネと判断しました。

しかし2周目。
改めて匂いを取ると、草とかパッションフルーツの香りが強烈にしました。
これはもう間違いなく”ソーヴィニヨンブラン”と確信し、ナッツ系の香りにチェックしていたコメントを修正しました。

白② リースリング

これはもう、最初に香りを取った瞬間に分かりました。
顕著なペトロール香。
味わいも酸味が強く典型的なリースリングテイスト。
あとはビンテージと国ですが・・・
試験直前に飲んだオーストラリアのリースリングは、微発泡な感じでステンレス発酵な印象だったので除外。
アルザスにしてはペトロールがきついので除外。
で、消去法でドイツにしたのですが、結果はオーストラリア。
この辺は経験値の差ですかね。
国は正直分かりませんでした。

赤ワインは変化球か??

赤は正直どっちもガーネット/ダークチェリーな色調に感じてしまいました。
色に引っ張られた感じです。
ソムリエ協会のホームページに掲載された解答を見てびっくりしましたが、他の皆さんも同じようで。
今回の赤はかなりの変化球に感じます。
これなら品種の正答率は低いかもしれないので、コメントの方向性さえ間違っていなければ大丈夫でしょうか?
というか、そう信じたいです(笑)

赤① グルナッシュ

外観は濃いルビーか明るいガーネット。
ガーネット/ダークチェリーにするかルビー/ラズベリーレッドにするか迷うような色調。
私は「やや濃い、ルビー/ラズベリーレッド」にしました。
香りの最初の印象は「華やか」。
そして「いちご」を感じましたね。
この辺りで「ガメイかな?」とちょっと思いましたが、選択肢にはありません。
とりあえず味わいを見てから決めようと思い一口。
タンニンは「力強い」とまで行かずともまあまああるので緻密くらい。
口に含んでもいちご感がけっこうあったのでピノノワールは除外。
2周目もいちごの印象は変わらず。
ここまできて、私の知る限り該当するのはマスカットベリーAのみ。
ということで、2020年、日本、MBAを選択しました。

赤② テンプラニーリョ

外観はやや濃い印象。
ステムを持つ指が見えなかったのでガーネット/ダークチェリーレッドを選択。
X(旧Twitter)では、「すごいオレンジがかっていた」というコメントもありましたが、私はオレンジは感じませんでした。
試験会場は座席によって照明の明るさが違うので、私のように端っこの席だと照明が暗く、オレンジが取れなかった可能性があります。
ただ、紫の色調ではなかったので「黒みがかった」を選びました。
香りの第1印象は「コーヒー」。
樽の感じが強いイメージです。
他の香りの要素があまり取れず「なんだ、これ??」が頭の中をぐるぐる回ります。
味わいは・・・
タンニンは力強く感じますが、ネッビオーロやサンジョベーゼほどではありません。
やや甘やかさもあります。
全体的に丸い印象。
全然分からなかったので1周目は結論を保留にしました。
そして2周目。
香りはコーヒー以外にもなめし皮の印象も。
でも乾燥いちじくや干しプラムの香りは感じません。
代わりに針葉樹、杉っぽい感じが僅かにあり、ここでカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローが候補に。
結局、味わいが丸い印象だったのでメルロー、国はアメリカを選択。
でも、本音を言えば全く分かりませんでした。

その他のお酒

ほとんど対策をしていなかったので全く分かりませんでした。
飲んだことのある味わいではあったのですが、味と銘柄が全く結び付かず・・・
以前、旧ユーゴスラビア圏に出張した際に飲んだ記憶から、最初はラキア的なグラッパを選びましたが、再度口に含んだ時に「ちょっと違うな」と。
もともとアルコールに強い方ではないので、この手のお酒をストレートで二口含むと、もう口も鼻も麻痺してしまい、結局雰囲気だけでテキーラを選択。
試験1ヶ月前にテキーラとジンは舐める程度の味見をしておいたのですが、ここまでの対策ができるほどの余裕がありませんでした。

来年受験する方へのアドバイス

これは試験当日に限ったアドバイスです。

タイムマネジメント

まずはタイムマネジメントをしっかりやりましょう。
試験では個人の腕時計やスマホは使えません。
また、会場には時計はなく、代わりに試験官が10分毎に経過時間をアナウンスしてくれます。
時計を見ながら練習していた人にはちょっとキツイのですが、ワイン1つに何分かけるか予め決めておけば何とかなります。
私は1個6分を基準にしていましたので、「2個目が終わる頃に10分のアナウンスがあればOK」としていました。
でも、白ワインは温度が低いと香りが取りづらく、どうしても時間がかかってしまいますが、そんな時はとりあえず仮置きの回答にして次に進むようにした方が良いです。
そして2周目の時間を確保し、そこで改めて香りを取れば大丈夫。
ちなみに、私の場合は1周目が終わった段階で20分、2周目が終わった時は残り5分でした。
その他のお酒に何分かけるかは個人によって違うと思いますが、私は全く練習していなかったでの、時間をかけてもあまり意味がないと考え、残り5分のアナウンスがあってから手をつけようと決めていました。
この時間の割り振りで、緊張する中でも少し余裕を持って試験に臨むことができました。

コメントシートの選択数に注意!

コメントのチェックはマークシートで行いますが、各項目で選択数が決められています。
ただ、全ワイン共通ではありません。
今回の場合、白ワインの①と②では、香り(果実系だったか香辛料系だったかは忘れましたが)で選択数が異なりました。
試験終了前に、決められた選択数と回答数が合っているかしっかりチェックしましょう。

会場は寒い!

会場は寒いです。
私は寒がりなので、余計にそう感じてしまうのかもしれませんが。
ちなみに、私は半袖Tシャツの上にパーカーを羽織っていましたが、本当は会場に入ったらパーカーは脱ごうと思っていました。
でも、部屋に入った時にかなり冷んやりしていたのでそのまま受験。
結果的にこれが正解でした。
気温を不快に感じるとその他の感覚が鈍るので、地味ですが大事なポイントだと思います。

まとめ

赤ワインはどっちも外してしまいましたが、少なくともグルナッシュはそんなにコメントの方向性はずれていないと思います。
合否は結果が出るまで分かりませんが、思ったよりも緊張せず落ち着いて取り組めたので、練習の成果は出せたかな。
あとは神に祈るのみ!

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