酒類小売業免許の取得を目指して〜税務署から書類の追加要求が来た!(その3)
まさかの展開で解決へ・・・向かうと思われたのですが
はあ〜
前回で最終回にしたかったこのシリーズ。
でも、残念ながらまた来てしまいました。
税務署からの魔の電話が・・・
実は前回の記事執筆後、リージャスさんが非公開の賃貸借契約書を税務署に送付してくれたのです。
これが如何に奇跡は、前回の記事を読んでみてください。
(前回の記事はこちら→酒類小売業免許の取得を目指して〜税務署から書類の追加要求が来た!(その2))
その契約書には、建物所有者、建物管理会社、日本リージャスの関係が記載されていて、3者の署名捺印もあるとのこと。
「とのこと」という曖昧な表現の理由は、私自身はその書類を見ていないからです。
原則非公開のものなので、リージャスさんの顧客である私はその内容を見ることができないのです。
でもまあこれで安心
実際にその後、税務署からの電話はピタリと止みましたから。
しかし・・・
冒頭に書いたように、また来たのです。
それも個人的には???な内容で。
契約書には2種類のリージャスが
税務署の説明によると、送付された賃貸借契約書には2種類のリージャスがあり、その関係性を示す書類が必要だと。
???どういうこと???
よくよく話を聞いてみると、こういうことでした。
①リージャスが税務署に提出した賃貸借契約書に記載されているのは「日本リージャス株式会社」
②私とリージャスの間のオフィス契約に記載されているのは「日本リージャスホールディングス株式会社」
この2つの会社の関係性を示す何かが必要とのこと。
う〜ん、どうなんでしょう
確かに文字は異なりますが、ホールディングスとは、他の会社を統括する目的でその会社の株式を保有する会社です。
つまり複数の株式会社を傘下に持っている会社のこと。
ここら辺は、ネットでちょっと調べれば分かる話ですよね。
企業の吸収合併の過程でも出でくるので、これくらいは一般常識の範疇かと。
求められたのはシンプルなもの
とはいえ、何か出せと言われた以上は対応するしかありません。
ただ、ここはリージャスさんと税務署で話し合っていただき、必要なものを提出してもらうことになります。
なぜなら、私は日本リージャスの社員ではないので、勝手に書類を作る訳にはいきませんから。
それでリージャスさんにお願いし、税務署の担当者と電話で話してもらい、税務署が求める書類を送ってもらいました。
ところが・・・
また、税務署から電話が。
何やら、日本リージャスホールディングス、日本リージャス株式会社以外にいくつかの会社名が記載されており、今度はそれらの会社の関係性が分からない、と。
私はリージャスさんが送付した書類を見ていませんが、おそらく、会社の履歴のようなものを送ったのでしょう。
でもですよ、会社は吸収合併して成長することもあり、その場合には買収された企業名が記載されることは不思議なことではないですよね。
ネットで日本リージャスさんを調べると、その関係の情報はすぐにヒットします。
税務署の方々は会社勤めの経験がないから、社会の仕組みがわからないのかな。
でも、法人相手に税務関係の調査をしたりするから、最低限の知識はあるはずなのに・・・
と、いろいろ思うところはありますが、こちらはお願いする立場。
相手は許可権者。
選択肢はありません。
仕方ないので、日本リージャスの窓口の方と再度相談し、「日本リージャスホールディングスは日本リージャス株式会社の100%親会社です」という一文が入った説明書類を、日本リージャスの本社に作成してもらいました。
でも、その内容で税務署様にご満足いただけるかは分からないので、本社から送られてきたメールを印刷して、税務署の担当者にFAXして確認してもらいました。
会社勤めをしている身からすると、何ら問題はなさそうだったのですが・・・
FAXが届いた頃を見計らって税務署の担当者に電話したところ「これでOKかどうか、上司に確認します」との返答。
まあ、担当者は決裁権者ではないので仕方ないですね。
上司への確認が終わりそうな時間まで待つことにしました。
で、その日の夕方頃。
ドキドキしながら再度税務署に電話してみました。
そしたら、
「こういう内容ではなく、日本リージャスホールディングス株式会社が、日本リージャス株式会社に業務を委任している的な文言が必要」
との返答。
んんん???
その「上司」と言われる方は、親会社と子会社の関係を理解していない??
もう、いろいろな感情を通り越して、宇宙にでも放り出された気持ちになりましたが、こちらはお願いする立場。
選択肢はないので、税務署の担当者の上司が満足する書類ができるまで、リージャスさんにお願いして作り続けてもらうしかないのです。
リージャスさんに税務署側の要求を説明し、3回目の書類作成を依頼しました。
最終的に作ってもらった書類には、すっごくシンプルな内容で、税務署の要求を満たす「業務を委託しています」の文言がしっかり入っています。
これで本当に最後にしてくれ!!
もう本当に祈る気持ちでレターパックに入れてポストに投函しました。
まとめ
酒類小売業免許の審査は性悪説に立って行われます。
許認可系はどうしても仕方のないことだと理解はしていますが、あらゆることを疑いすぎて、常識的なことまで確認を求めるのはどうなんでしょう?
でも、税務署の担当者の方も、こちらにいろいろ要求しつつも「こんなことまで必要なのか・・・?」と思っているかもしれません。
いずれにせよ、これが本シリーズ最後の記事になって欲しいです。