ワイン輸入:ワインが日本に到着してから販売できるようになるまでの道のり(完)

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ついにECサイトオープン!

2024年11月17日午前9時、ついにECサイトがオープンしました。

ばんざーい!!

3月15日に法人を設立してから約8ヶ月。
ワインエキスパートの取得などの準備期間を入れれば約2年。
ようやくここまで辿り着くことができました。
これまで支えて頂いた先輩インポーターに感謝です!
ありがとうございました!

で、このシリーズの最後となる今回の記事では、輸入したワインの出口となる、ECサイトの構築について書いていきたいと思います。
ワインの輸入を考えている方の参考になれば幸いです。


最後の仕上げはサイトの構築

自分で作るか業者にお願いするか?

ECサイトの構築は、今や巷にいろいろなツールが出ているため、自分でやろうと思えばできます。
例えばこのブログを書いているWordpressを使っても販売サイトは作れますし、BASEのサービスを利用すれば、ノーコード(プラグラミングのコードを使わない)でも見栄えのするサイトができます。
ECサイトの構築に関する本もたくさん出ていますよね。

でも、私は業者にお願いすることにしました。
理由は、

①手作り感のない、本格的な見栄えのサイトにしたい。
②最初からうまく可動するサイトにしたい。
③サイトの構築に関して勉強している時間がない。

ビジネスとしてワインの輸入販売をする以上、②は重要な要素で、これは最初からプロにお願いした方が絶対に無難だと考えました。

業者探しはどうやって?

以前、会社のロゴを作る際、デザイン業者を「ココナラ」で探して、かっこいいロゴを作ってもらいました。
なので、今回も最初はココナラで探し始めたのですが・・・

まぁー大量のオファーが連日のように。

でも、どんなサイト作りを得意としている方なのかがイマイチよく分からず。
そんこんなで悩んでいる時、本当に偶然ですが、友人の友人でECサイト構築を専門とする個人事業主の方と知り合いになりました。
早速、その方が作ったサイトをいくつか見せてもらい、こちらの要望をお伝えしたところ、数日後にはデモサイトを作ってくれました。
デモサイトというより、「イメージアップのためのサイト」と言った方が正しいかな?
いずれにせよ、その出来栄えに感激したのでその方に決定。
人のご縁は大事ですね。

なお、今回はShopifyで作ることにしたので、「それなら自分でやるよー」という人もいるかも知れませんね。
今のECサイト構築はShopifyが主流のようで、書籍のほかYoutubeでもいっぱい情報を入手できます。
業者に依頼するか自分でやるか、ご自身のスキルと時間的な余裕を考慮して決めれば良いかと思います。

ちなみに、業者選定をしたのは3月中旬頃。
ちょうど会社を立ち上げた頃ですね。
なぜこんなに早い時期だったかというと、酒類販売業免許の申請時に、販売サイトのイメージを提出する必要があったからです。
この提出書類のために、トップ画面での年齢確認機能、各ページに「お酒は二十歳になってから」の表記、酒類販売管理者標識も作ってくれました。
しかも、ここの部分は無料でやってくれたので大助かり(^^)v

自分でやるべきことは?

業者にお願いしたからといって、全て丸投げ、というわけにはいきません。
自分でやることもいくつかあります。

自分でやること その1:サイトの構成を考える

サイトの構成とは、トップページ、商品ページのほかにどんなページを加えるか、ということ。
私はワイナリーの紹介、ブログのページの追加をお願いしました。
もちろん、業者さんからも提案してくれたりしますので、そこは会話しながら決めていけばいいのかなと思います。

自分でやること その2:文章を考える

サイトに掲載するお店の紹介文、キャッチフレーズ、商品の紹介文、ワイナリーの紹介文は自分で考える必要があります。
私の場合、すべてWordに書いて業者さんにお渡ししました。
お店の紹介とキャッチフレーズは、自分の思い入れたっぷりに。
商品とワイナリーの紹介文は、ワイナリーのホームページを見ながら考えました。
難しいのはワインの味や香りの表現。
何に感動してこのワインを輸入したくなったのか、その原点に立ち返りつつ、他の商品と表現が被らないように工夫しました。
ボキャボラリーが少ないので苦労しましたが、「こんなふうに伝えてみたらどうかなぁ」とか考えるのはけっこう楽しくもありましたね。

自分でやること その3:写真を集める

当然といえば当然ですが、サイトに掲載する商品等の写真も自分で用意します。
でも、これもいくつかやり方があります。
一つは商品写真を得意とする写真屋さんにお願いする。
もう一つは自分で写真を撮る、ですが・・・

どちらの方法も取りませんでした。

ではどうやったか?

それは、ワイナリーに許可を頂いて、ワイナリーのサイトの写真を使わせてもらうことにしたのです。
今回輸入した2つのワイナリーにメールでお願いしたところ、どちらも「よろこんで!」との回答が。
ワイナリーからは、商品の写真のみならず、造り手さん一家、畑や収穫の風景など、必要な写真はどれでも使っていいよ、と許可を頂けました。
こうしてダウンロードした写真に説明を添えて、業者さんに送付。
後日、作成途中のサイトのチェック依頼があり、商品と商品名、ワイナリーの紹介文と、そこに添付された写真に間違いがないかを確認しました。

ちなみに、プロの写真屋さんにお願いすると、商品写真だけで3万円くらいから。
これには外観(ワインのボトル)のみ、おしゃれな風景の中のワイン、グラスに注いだワイン+料理、などいろいろなオプションがあり、それによって価格が変わってきます。
自分で撮る場合には、ボトルに映り込む光を調整するためのスクリーン、照明、画像の加工ソフトが必要になります。
これがけっこう難しいそうで。
いずれもまあまあな出費になりますが、「商品に対する自分のイメージをどう伝えるか」を念頭に検討すれば良いかと思います。

運営開始前のチェック事項

ECサイトのオープンの日が決まったら、なるべく早めに業者さんにお伝えします。
そうすると、業者さんの方で、サイトの全ての機能をチェックしてくれます。
例えば、商品を選んでカゴに入れ、発送先を入力、支払い手続きまでの一連の機能。
商品が購入されたことをメールでお知らせする機能、
ブログの執筆など、とにかく全部チェックしてくれるので助かります。

一通りのチェックが終われば、サイトの管理権限がこちらに移譲されます。
これも業者さんがやってくれるので問題なしです。

管理権限がこちらに移譲されれば、あとはオープンの日に「公開」にチェックを入れるだけ!
っと思っていましたが・・・

オープン当日、プライベートのSNSにリンクを掲載して知り合いにお知らせしました。
ありがたいことに、すぐに友人から「購入します!」の連絡があったのですが、
その後「決済できないよー」との連絡が。
サイトの設定は全て確認してもらい、機能することは保証済みなのになぜ?
と思い、いろいろ調べてみたところ、「テストサイト」にチェックが入りっぱなしでした。
いや〜、ちょっとしたことですが焦りましたね。
私自身がShopifyに慣れていないので、これからもちょこちょこあるかも知れませんが、その辺は教訓としてまとめておき、いつかブログでご紹介したいと思います。

何はともあれ、サイトが完成。
それがこちらです→オーストリアワインを専門とするWeinStock-Import

これからが本当の勝負!

こうして、念願のオーストリアワインの輸入販売を開始したわけですが、これからが本番。
友人・知人がご祝儀代わりに購入してくれるフェーズが終わったあと、いかに私の知らない人に買ってもらうか。
ECサイトなので、待っていてもお客さんは来ません。
お客さんが来ないと、オーストリアワインの魅力は伝わらない。
なので、試飲会やイベントの企画など、先輩インポーターさんとコラボしながら販路を広げていきたいと思います。
それについても、引き続きこちらのブログでご紹介しますのでお楽しみに!

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