輸入して分かったこと〜通関業者に見積もりを依頼するときに注意すべきこと

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請求書をみってびっくり!見積の3倍以上?!

どうも、よしです。
11月1日に無事に税関をパスし、11月中旬からECサイトでのワインの販売が始まりました。
ようやくここまで来れた。
正直、ちょっとだけホッとした気分でした。

しかし、衝撃の出来事は予告もなく・・・

通関業者から今回の通関手数料など諸々の請求届いたのですが、その内容を見てびっくり!

なんと、見積もりの3倍以上の金額!!

といっても実感が湧かないと思うのですが、目安としてお伝えすると、ワインのリーファーコンテナでの輸送料(オーストリア→東京)とほぼ同程度。
どうでしょうか、これでいかに高額だったかが分かると思うのですが。

当初の見積額は、「まぁ、通関手数料ってこんなものかな」という金額だったので、
「これをワインの原価に入れてしまうのは忍びない。利益から払うことにしよう。」
と原価から除外してしまったのです。
でも、仮に原価に含めていたとしても、はみ出した分は利益から支払うことに変わりはないのですが。
ただ、あまりに想定外。
なぜこんなことになったのか?
その詳細をお伝えします。
これからワインのインポーターを目指す方の参考になれば幸いです。

正体は「税金」+α

請求書を見てあまりに驚いたので、内訳をしっかり見る前に通関業者に確認しました。
「なぜ見積もりの3倍以上もの額になってしまったのか?」と。
通関業者からは、
「請求額の約60%は税金です。」
と回答がありました。

あれ、日欧EPAのおかげでワインに関税はかからないのでは?

そう思いますよね。
でも、その他の税金、つまり、酒税、輸入消費税、地方税はしっかり取られます。
これを合計すると無視できない額になるのです。
ではなぜ、これらが見積に含まれていなかったかというと、酒税は製法、容量、容器、添加物などによってかなりの変動があるので、
一般的には見積には含めないとのこと。
ちなみに、酒税の簡易税率は70円/ℓ。
消費税関係は10%。
これも為替によってワインそのものの価格が変動しますので、見積には含まれません。

でも、ですよ・・・
「目安としてこれくらいかかります」は教えてくれてもいいのでは?

そしてここの見出しに「+α」と書いたのは・・・

なんと、見積は「1件につき」のもの。

どういうことかというと、1つのワイナリーから輸入したワインの通関にかかる手数料が提示された見積額だったのです。
今回は2つのワイナリーから輸入しました。
つまり、手数料は見積額の2倍

あのですね、一応「私たちは今回初めてワインを輸入します」ということはお伝えしていました。
だから、「1つのワイナリーにつき」なんてことは言われないと分からないのですよ。
そのほかにも、今回は税関による開披検査&X線検査となったので、その作業料や待機料なども。
これらも見積には明確に記載されていません。
必ずしも発生するものではないので。

う〜ん・・・
通関業者は輸入コンサルでもアドバイザーでもないと言うことは分かっていますが・・・
それなりの経験値がある方々でもあり・・・

と、色々思うところはあるのですが、仕方ないです。
これも勉強代と思えば(T . T)


別の通関業者に見積もりを依頼

今回の1番の反省は通関業者とのコミュニケーションが不十分だったことですね。
検疫に提出する書類に関するやり取りが多く、「提示された見積項目以外に留意すべきこと」という、
よく考えれば当たり前なことに気が回りませんでした。

でも一方で、そのへんをあまり指摘してくれなかった業者に対して若干の不満は残ります。
そもそも、今回は紹介された業者さんにしか見積もりを依頼しなかったことにも問題がありますね。
しっかり相見積もりを取って、その内容を比較しないと気づかないことも多いはずです。

と言うわけで、次の輸入に向けて他の通関業者さんにも見積もりを依頼しました。
当然のことながら、業者さんによって内訳と金額は異なります。
そして今回の失敗で多くのことを学んだので、
「この金額に〇〇の作業料は含まれていますか?」
と言うような、鋭い質問(笑)もできるようになりました。
年明けの1月には、今回輸入したところとは別のワイナリーから仕入れる予定です。
業者さんによって対応や請求額にどれだけ違いがあるのか。
またお伝えしますね。

オーストリアワイン専門店ヴァインシュトックインポートのサイトはこちらから。

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