私の人生を変えたワイン〜日本酒派だった私を一変にワイン好きにしてしまったオーストリアワイン
本当は日本酒派でした
どうも、よしです。
今ではすっかりワイン好きで、それを仕事にして食べていけるようになればと思うほどワインに魅了されていますが、もともとは大の日本酒派だったのです。
日本酒を好きになった時期は遅く、2013年頃だったと思います。
当時の職場の先輩が、目黒にある日本酒バーに連れて行ってくれたのですが、そこで飲んだ日本酒はメロンのような香りのする辛口で、その辺のスーパーとかで売っている日本酒と全く違っていて驚きました。
以来、日本酒のイベントに行ったり、亀戸のはせがわ酒店さんに頻繁に出入りするようになるくらい、すっかり日本酒が好きになってしまいましたね。
中でも、群馬の町田酒造(というお酒)、奈良の風の森は大好きで、海外駐在時にもお取り寄せしていたほど。
でも、ふとしたきっかけでワインにどっぷりハマることになりました。
その味わいに衝撃
有名どころのワインしか知らなかった頃
私はこれまで2回、ヨーロッパに住んでいます。
いずれもワインの銘醸池として有名な国だったのですが、特に拘りとかなく、現地のスーパーで適当に選んだワインを買って飲んでいました。
でも、「日本酒に比べるとな〜」というのが本音でしたね。
その理由を考えてみると、普段、自宅の食事が普通の和食で、「これに合うワインなんてない」と思い込んでいたことにあったのかもしれません。
当時、ワインというとなんとなく「赤」という印象があったので、主にスペインのテンプラニーリョとか、フランスのピノノワールを買っていた記憶があります。
いずれも7ユーロ程度の価格で、住んでいた国以外のもの。
とにかく、「お酒ならワインも飲める」くらいのものでした。
よく冷えたグリューナーヴェルトリーナーに衝撃
ワインに目覚めたのは、当時住んでいたオーストリア(”ラリア”じゃなくて”リア”の方)でのこと。
私が駐在していた時期に、記録的な暑さの夏がありました。
最高気温は35℃以上はあったと思います。
そうすると、何か冷たいものを飲みたくなるのですが、仕事終わりで帰宅途中、「ビールでも飲んで帰ろうかな〜」とふと目をやったカフェのテラス席で、現地の方が飲んでいた白ワインが異常に美味しそうに見えたのです。
グラスの外側にはうっすら水滴がついていて、いかにも冷えた感じで。
それで私もそのお店に入って、一番安い白ワインをグラスで注文してみました。
そしたら・・・
一口飲んで「!!!」でした。
爽やかな酸味、やや微発泡感もあり、乾いた喉にスルスルと入っていくのです。
香りも暑さを和らげてくれそうな、清々しいレモンのようなライムのような。
「美味しい!!」と心の底から思いましたね。
「このワインはなんだろう?」とメニューをみると、”Grüner Veltliner”とあり、それが初めてオーストリアワインを「美味しいもの」として認識した瞬間。
大袈裟ではなく、衝撃的な瞬間でしたね。
自分で輸入したいと思うまでに
夏の夜にオーストリアワインの美味しさを知って以来、家で飲むのももっぱらワインに。
グリューナー以外にもゲミシュターザッツ(混植・混醸のワイン)も爽やかで、日本人の食卓によく合うので飲んでいました。
でも、向こうではスーパーでいつでも気軽に買えたオーストリアワインが、日本に帰ってくるとなかなか入手できないんですよ。
ドイツワインはけっこう見かけますが、オーストリアワインはないか、あっても2〜3種類程度。
もちろん、ネットでは買えますが、私が現地で飲んでいたものはないのです。
「残念だなー」と思いましたが、ここは発想の転換。
「ないのならなら自分で輸入しよう!」
と思い始め、さらには、
「自分で楽しむだけではなく、もっと多くの日本人にこの味を知ってもらいたい!」
という思いが強くなり、ワインの輸入販売に向かうべく、自衛隊を辞めました。
ワインで仕事まで変えてしまうとは・・・
まさに人生を大きく変えたワインですね。
皆さんもお店で見かけたら買ってみてください。
都内なら、ビッグカメラや伊勢丹でも買えます。
お店でちょっと飲んでみたいのなら、Di PUNT(ディプント)でグリューナーが頂けます。
都内に多数店舗がありますので、気になる方は是非!
(お店のリンクはこちら→Di PUNT)
ボトルで買ったら、冬でも夏でもよーく冷やすこと(6℃くらい)を忘れずに!