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「参考書読んだら即問題集」はちょっと危険
こんにちは、よしです。
前回の記事で、「問題集に取り組む前に参考書を通読しよう」と書きました。
(→ワインエキスパート1次試験対策はとにかく問題を解く…の前にやっておくべきこと)
読者の皆さんの中には、「よし、参考書を読んだから問題集に取り組むぞ!」と思っている方もいるかと思いますが、
ちょっと待ってください!
ひたすら問題を解いてばかりだとちょっと危険。
「え?前回の記事と矛盾していない??」
と思われた方もいるでしょう。
確かに、数多くの問題を解くことは、試験対策上有効であることには変わりありません。
そこは変わらないのですが、それだけだと試験で失敗してしまう可能性もあるのです。
「じゃあ、参考書を通読したあとは何をすればいいの?」
と疑問に感じますよね、
ということで今回の記事では、確実に1次試験合格を勝ち取るための、ベースとなる勉強法について説明します。
最後までおつき合いください!
基本は教本
どうして問題集だけだと危険なのか?
それは、問題集はソムリエ協会が出している教本の1部分しかカバーしていないからです。
例えば、ボルドーのメドック地区の格付け。
1級から5級まで全ての銘柄が出題されている問題集はないですよね。
産地のプロフィールや生産可能色、品種も然り。
このへんの情報は、参考書も抜粋になっていたりします。
ですから、網羅的に知識を得るためには、やはり教本をベースに勉強することが大事になってくるのです。
日本ソムリエ協会の教本は毎年3月に発売されます。
これは本屋さんでは売っていないので、ソムリエ協会のホームページから買うことになります。
実際に買ってみると、その分厚さに圧倒されるかもしれません。
別名「電話帳」と言われているくらいなので。
でも、教本を手にする前に参考書を通読していれば、ぼんやりとした基礎知識はすでにあります。
だから読み進める中で、そのぼんやりした知識が呼び起こされ、参考書ではカットされていた情報が拾えるようになっているはずです。
「これ、参考書にはなかったな」と。
ここが、参考書を通読することの意義。
もし、全くサラの状態で教本を読むと、ぜーんぶ大事なことに見えて全然進まなかったり、または大事なポイントをスルーしてしまったりすることでしょう。
とはいえ800ページ以上もある電話帳。
もっと効率的に読む方法はないものか・・・
もちろんあります!
受験対策サイトの動画を活用しよう
それは受験対策サイトの動画を活用すること。
受験対策サイトとは、Youtubeなどで配信されているオンラインの1次試験対策講座みたいなものを指します。
これを使えば、講義の進行にあわせて教本を読み進めることができ、重要なポイントや、しっかり読み込んでおくべき箇所、サラッと読むだけで良い箇所を教えてくれます。
ですから、効率的に教本を読み込むことができるようになるのです。
Youtubeでは、Sommelier for freeが特に有名ではないでしょうか。
文字通り、無料で講義が受けられ、内容も濃くて良いと思います。
でも、私が個人的にオススメしたいのは、「ワイン受験.com」という有料のサイト。
ワインスクールで長く講師をされていた、山崎和夫さんという方が作成したサイトです。
年間1万1000円くらいかかりますが、これで100本以上の講義動画の視聴、要点をまとめた資料、総数約10万問もある問題集、模擬試験(これも毎回ランダムに問題が抽出されパターンが変わる)、1日3回メールで届く「一日一問メルマガ」、単語帳が利用できるという、至れり尽くせりのサービスが受けられます。
特に、山崎先生の講義動画は、1回が20分程度と短く、忙しくても無理なく視聴することができます。
また、講義の中で「ここは2読、3読することをオススメします。」といった、しっかり読み込むべき部分を教えてくれるので本当に助かりました。
アウトプットは問題集
講義動画を見ながら教本を読んだら、その成果は問題集でアウトプットしていきます。
ここで問題集の登場です。
読んだことをしっかり脳内に定着させるためには、数多くの問題を解くことが最短の方法。
ただ、この時に正解・不正解で一喜一憂するのはNG。
間違えた問題や、記憶が曖昧だった問題は教本で該当箇所をチェックしましょう。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、妥協せずにやってみて下さい。
そのうち、教本での振り返りがないと不安に感じるようになりますから。
ちなみに、私はワイン受験.comの問題集のほか、紙の問題集を2冊使っていました。
これらをどのように使っていたかは、また別記事にてご紹介します。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。