ヴィノテラスの2次試験対策セットを試してみました!やはり模範解答があるのはありがたい!!
赤白セット12本を購入
前回の記事(→ワインエキスパート2次試験対策、当たり前の品種ですら間違ってしまうブラインドテイスティング)で書いたように、独学での2次試験対策としてヴィノテラスの2次試験対策セットを赤白合計12本購入しました。
このセットを監修しているのはソムリエの佐々木健太さん。
Youtubeで2次試験対策の動画配信もしていて、大変分かりやすい解説なので、これを見るだけでも相当勉強になります。
そんな方がチョイスしたセットなので期待できますね。
セットの内訳
私のところに届いたセットの内訳は以下の通り。
【赤ワイン】
- Syrah Les Vignes d’a Cote 2021(仏 シラー)
- T Series Shiraz 2019(豪 シラーズ)
- Chianti Classico 2020(伊 サンジョベーゼ)
- Nebbiolo d’Alba 2018(伊 ネッビオーロ)
- Montes Alpha Cabernet Sauvignon 2020(チリ カベルネソーヴィニョン)
- McMANIS Family Vineyards 2021(米 ピノノワール)
【白ワイン】
- William Fevre Chablis 2019(仏 シャルドネ)
- Muscadet Sevre et Maine Sur Lie 2021(仏 ミュスカデ)
- marufuji Rubaiyat Koshu Sur Lie 2020(日 甲州)
- Delta Sauvignon Blanc 2021(ニュージーランド ソーヴィニョンブラン)
- The Lackey Riesling 2019(豪 リースリング)
- MacManis River Junction 2021(米 シャルドネ)
赤はピノノワール、カベソー(カベルネソーヴィニョン)、シラー/シラーズ、白はシャルドネ(樽あり/なし)、ソーヴィニヨンブラン、リースリングと、いわゆる必須品種が網羅されているので、初級編として十分ではないでしょうか。
早速やってみる
届いたフルボトルのワインは、C1000タケダの小瓶に移し替えます。
これは「ワイン受験.com」という、独学でワインエキスパート/ソムリエ試験の合格を目指す人のための対策サイトで推奨されていた方法。
(※このサイトについては、また別記事で紹介したいと思います。)
これだと、ボトル1本が4本の小瓶におよそ170mlずつ小分けにできます。
空気との接触を極限できるので、品種本来の特徴を損なうことなく保存でき、また、複数の品種をブラインドでテイスティングすることもできるので、毎日の練習に大変便利です。
小瓶には色のついたシールを貼り、同じ色のシールを模範解答に貼っておけば、元のボトルがなくても中味が何だったか分かりますね。
グラスは国際規格のテイスティンググラスを購入。
楽天やAmazonで1脚700円前後で買えます。
私のやり方は、
①複数の品種をグラスに50mlほど注ぎ、まずは模範解答を見ながら外観、香り、味わいの特徴をインプット
→オープンテイスティング
②続いて、同じく50mlほどグラスに注いで、模範解答を見ずにコメントシートで外観などをチェック
→ブラインドテイスティング
③3回目は小瓶をシャッフルして、本格的にブラインドテイスティング
こんな感じでほぼ毎日、3〜4種類を3セット練習してみました。
忖度ない感想
模範解答を見ながらテイスティングをすることで、ワインの特性を共通用語で把握できるようになります。
例えば、スイカズラとかゼラニウムの香りを嗅いだことがなくても、「ああ、この手の香りを感じたらこう表現するんだな」とか、「こんな感じのワインを”成熟度が高く豊か”と評価するんだな」みたいな感じに。
これは試験対策としてというよりも、テイスティングの基本を身につける上で大変有益だったと思います。
ただ、常に模範解答に納得だったかというと、そうではないこともありました。
例えば、カルフォルニアの樽シャルドネの色調が模範解答ではイエローでしたが、他のワインで「レモンイエロー」と評価されているワインと比べて全く違いが感じられませんでした。
まだまだテイスティングビギナーなので、無理に「これはイエロー」と思い込むことはせず、とりあえずは「そうかな」くらいにしておいて、今後経験値の積み重ねた後に再評価したいと思います。
でも、全般的には「なるほど〜」と思うことがほとんどだったので、試験対策の初級編として買ってみる価値はあると思います。
「2次試験対策、どうしよう?」と悩んでいるのであれば、まずはこのセットから始めてみてはいかがでしょうか。